2007年6月11日 (月)
[中学2年生]共生の授業から
中学2年生総合学習“自然との共生”では、“水”をテーマに、そのはたらきや利用法、環境とのつながりを学んでいます。
先日行った実験“濃い塩水はどこへ行く?”では、濃度の異なる2つの食塩水を一つのビーカーの中に入れ、ビーカー内で濃度の境目ができるかどうかを調べました。2つの食塩水をそれぞれ青(低い濃度)と黄色(高い濃度)で着色し、低い濃度のビーカーに高い濃度の食塩水を慎重に注いでいくと・・・綺麗なグラデーションをビーカーの中に作り出すことができました!
なぜこのような色の配置になったのか、後からビーカーに注いだ高い濃度の食塩水は一体どこに向かったのか・・・などなど、綺麗に色付く理由に生徒は皆思いを巡らせ、新たな発見の喜びを知る実験となりました!
海洋の循環や水質汚染の仕組みにもつながるこの現象を知ることで、環境問題を考えることにまで話題は及び、知識・体験から現象の筋道を組み立てて考える学びの面白さ、奥深さを教員自身も改めて知る良い機会となりました!
―――――――実験をした生徒の声―――――――ー
・ 食塩水に含まれる食塩の量によって沈む順番が決まるのは面白い!と思いました。
・ 始めは食塩同士を混ぜたとしても、水と油のようには分かれないと思っていましたが、だんだんと色が変わっていくのを見たとき、とても驚き感動しました。