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2010年7月18日 (日)

[高校新聞委員会より] <大和撫子 特集号> 突撃!隣りのテレサ館

2_2現在、テレサ館の建設が着々と進められています。この特集号では、工事の様子や、どのような施設になるのかを、設計士さんや現場の責任者の方へのインタビュー、実際の内部見学をふまえ、皆さんに報告したいと思います。
今現在建設されているテレサ館。早く完成しないかと心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。また、内部がどんな風になっているのか、まだ漠然としかわからない人がほとんどだと思います。そんなテレサ館の中に私たち新聞委員が特別に入れていただき、調査をしてきました。
 今回は、内部を見学しながら説明を受けるという形でしたので、現場を案内していただく前にヘルメットをお借りしました。慣れないヘルメットに苦戦しながらも、何とかかぶることができました。そして、いよいよ探索開始です。
 今、テレサ館は全体の約53%ができており、今年の11月末頃に完成する予定です。6_2そのため内部はまだ全体的に鉄筋やコンクリートが剥きだしの状態でした。しかし、1つの建物を建設するために、どれほど多くの足場や鉄筋が必要なのかということがよくわかりました。設計士の方はインタビューの中でご自身のこだわりについて多くのことを話してくださいました。まず外壁は、杉の木で作られている「はるかべくん」というタイルと、コンクリートの打ちっ放しという、普通とは異なる雰囲気で造られています。「はるかべくん」は長さが20㎝あっても厚さは19㎜と薄く、1本ずつはられていきます。
 また、小田急線側の道路から見える外壁と、高校玄関に入るときに見える位置の外壁には、ステンドグラスで十字が打ち込まれます。5小田急線側は赤系統、高校に入るときに見える側は青系統の十字になるそうです。この十字のステンドグラスは、外側から眺めると、館内の照明によって輝いて見えるそうです。また、ステンドグラスの模様がどのようになるのかはお楽しみということでした。
 内側の壁には、断熱材の役割として発泡ウレタンを吹きつけていました。建物入口の「テレサ館」という名称表示は、金属板によってつくられるそうです。
 1階はカフェテラスとなりますが、ガラス製の屋根を使用することで、外の光を感じつつ、雨は避けることができるようになっています。階段は、屋内階段と屋外階段の2種類があります。
 その階段で2階に上ると、新アイリスとなる空間が広がっています。3_2通常の閲覧席のほか、パーテーションで1人のスペースごとに区切られた自習室もあります。外の風景がよく見える大きなガラスにより採光が図られており、開放感のある中でプライバシーは守られるという素晴らしい環境となります。また2階には、AVコーナーやパソコンを使用することのできるスペースも設けられます。
 2階から3階へ上がる階段は、吹き抜けになるような感じで2階の中央にも設置され、その手すりには透明な素材が用いられるそうです。さらに、2階から3階の窓側部分は吹き抜けで、ガラス窓となるステンドグラスもつながっています。
 3階には、大教室やセミナー室、和室、ルーフテラスなどがあります。大教室は天井が4.5mもあり、約190人も収容できるほか、後方でも前が見や1_3すいように、室内に高低差(1.7m)がつけられたり、前の舞台には70㎝の高さがつけられているなど、工夫が凝らされています。>セミナー室の隣りには10畳間の和室が2部屋設けられており、主に茶道フォーラムが使用します。 ルーフテラスは外に出ることもできますが、どちらかというと、外の景色を眺めて楽しむようになるようです。
 さらに今回は屋上にも上がらせていただきました。屋上には、空調のための室外機や、太陽光発電のためのパネルを将来設置するための設備が整えられていました。また、エレベーターの機械室のところは塔のようなデザインで飾られます。
 今回のテレサ館工事において働いていらっしゃる方は、1日およそ20人で、今までの積算ではのべ5千人弱にもな4るそうです。ちなみに、現場の方は朝8時に朝礼を行い、職人さんは夕方5時まで、副所長さんなどは残業をして夜9時以降まで働いていらっしゃるということです。大きな現場になると、のべ1万人から1万5千人の方が関わるそうなので、それに比較すれば規模は小さめですが、私たちの使う校舎に多くの方が長い時間をかけてくださっているということを考えると、新校舎を丁寧に使おうという気持ちになります。
 設計士として大変な仕事は増築工事だそうです。今の時代、とても増えている工事なのですが、建築基準法に照らし合わせると、既存の建物に継ぎ足すことは難しいことなのだそうです。今回の工事でも、市からの許可を得るために苦労をしたということでした。努力をしてくださった方々に感謝したいです。
 新校舎の中でおすすめの場所は、全てだそうです。工事中は常に全員との共同作業であり、完成したときに、どこを見ても誇れるものでありたいと熱く語ってくださいました。また、心がけていることについては、設計士さんが、使い勝手が良く、安全で、使用する人に喜んでもらえて、夢を感じさせるものにするということ、副所長さんが、現場監督のような存在なので、安全第一ということでした。建設に対する熱意が伝わってきますね。それくらい自分の好きな仕事に就けることができたらよいと思いました。7_2

 さて、今回の記事はいかがだったでしょうか。やはり、文字と写真数枚だけでは伝えきれないことがたくさんあります。しかし、この記事によって、新校舎が現在どのような状況なのか、これからどのようになっていくのかを、少しでも知っていただくことができたら幸いです。
 最後になりましたが、この記事の執筆のため、ご多忙の中時間を割いてインタビューに答え、新校舎内を案内してくださった皆様、本当にありがとうございました。
                           (記事 高3 寺田佐織 / 写真 高3 深瀬未耶子)

2010/07/18 | 新校舎建築進行状況