2011年11月 7日 (月)
[土曜講座]社会科 「伴大納言絵巻」を読む
11月5日(土)、土曜講座で中学生を対象に『「伴大納言絵巻」を読む』を開講しました。「伴大納言絵巻」とは866年におきた応天門の変という事件を題材にした平安時代末期の絵巻物です。
まず絵巻物とはどのようなものかを、教師手製のレプリカを使って説明し、続いて描かれている場面をいくつか選んで読み解いてみました。
またこの絵巻物に描かれている応天門の変には、歴史的なミステリーもあり、その謎解きが解説されました。
ふだんはなかなかじっくりと見る機会がない「絵巻物」ですが、生徒もその世界の一端に興味を持って触れていました。終わりにはミニチュアの「鳥獣戯画」が作れるキットも渡されました。受講生のみなさんはぜひチャレンジしてみてください。
◆生徒の感想から
「絵巻物」をじっくり見たのはこの講座が初めてでした。まずその長さに驚きました。……応天門の変から始まる絵は、人の表情までかなり個性的に描かれていて、長時間眺めていても全く飽きませんでした。
(この講座のあと)図書館で応天門の変についてや伴大納言絵巻について書かれたものを予約しました。楽しみです。「鳥獣戯画」の絵巻もつくりました。これを機会にさらに絵巻物について知りたいです。