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2016年2月15日 (月)

高校3年生 特別講話Ⅲ「日本のODAの魅力 ~60年を振り返って~」

  二月も半ばを迎え、いよい受験真っ盛りの今日、高校3年生は、第三回目の特別講話を伺いました。本日は外務省より同省・国際協力局開発協力総括課・外務事務官の柏口温子氏をお迎えし、「日本のODAの魅力 ~60年を振り返って~ 」という演題でお話しをしていただきました。
  柏口さんは大学を卒業された後、アメリカの大学院に進まれ、現職に就きながら様々な国に派遣されていらっしゃいます。まずはご自身の契機となった二つのお話しをしてくださいました。一つは、高校時代にJICA・UNHCR等で著名な緒方貞子さんの本に出会い、その著作から触発されたこと、もう一つは大学時代にインドのカルカッタにてマザーテレサの修道院でボランティアをしていた際、生後間もない赤ちゃんがクリスマス・イヴの日に捨てられていた、という悲惨な出来事を目の当たりになさったことです。その不条理をシスターに相談し、アドバイスをいただいて、日本で「政策」によってそのような不条理を少しでも救済していく、という道を見出されたそうです。
 
1990年7月、日本は世界銀行からの借款を返済し、「東アジアの奇跡」といわれるほど世界最大の援助国になりました。その日本のODAの二つの柱は「円借款」と「インフラ支援」です。なぜ、「無償協力」ではなく「円借款」なのか、また、現地の経済成長に結びつく「インフラ支援」とはどのようなものであるべきか、具体例を挙げながら分かりやすく説明していただきました。質疑応答では、「自分たちに何が出来るか」や「ボランティアをしていてやりがいを感じたことは何か」「現地目線に立った支援とはどういうことか」などのご説明がありました。
 柏口さんが繰り返しおっしゃっていたことは、「知ること、体験することの大切さ」や「総合的な文脈で物事を捉えることの重要性」です。これから大学で学ぶ生徒たちにとって、ODAについて知るだけでなく、社会で活躍される方のお話を伺って視野が広がり、大いに触発された講演会となりました。
 柏口さんのますますのご活躍を祈りつつ、生徒も「知ること、体験すること」に積極的になって「日本」や「世界」について、自己について、より深く見つめていって欲しいと願います。本日はありがとうございました。
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2016/02/15 | 学年から