2021年8月30日 (月)
バレーボール部:夏のおわりに試合形式練習を行いました
バレーボール部の夏の練習が終了しました。
例年なら、一夏の練習の成果を8月末の「カトリック女子球技大会」で発揮する、ということになるのですが、新型コロナ感染症の関係で、昨年に続き、今年も大会が中止になってしまいました。県下に緊急事態宣言が発出されている中、時間を区切り、様々な制約をつけ、感染防止に努めながらの夏季練習でしたが、それでもバレーボールをする機会が確保されたことは、大変幸せなことでした。
28日にはシーガルクラブとカトリック大会メンバーとの練習試合、そして、29日には中1~高2までシャッフルして4チームに分かれての部内試合を行いました。全員ユニフォームを着て、上級生のリーダーシップのもと、ラリーの続く場面あり、接戦ありで、楽しい時間が過ごせました。中1、中2も、まだまだですが、ボールコントロールやゲームの進め方等を含めて、少しずつ上達している姿が見られました。最後には高校生対中3チーム、中3対中2チームの試合、そして、全員で体育館や使用教室等のお掃除をし、夏の練習を締めくくりました。
早く新型感染症が治まり、練習試合をしたり、合宿をしたり、大会に出られたりする日が訪れることを祈るばかりです。部員の皆さん、お疲れ様でした。そして、いつものことながら支えてくださっている保護者、関係者の皆様、ありがとうございました!
2021年8月29日 (日)
【ギター・マンドリンクラブ】 全国大会、優良賞を受賞しました!
7月末に行われた
【全国高等学校ギター・マンドリン音楽コンクール】に出場し、
5回連続の《優良賞》を受賞しました。
演奏曲 : 歌劇 『ナブッコ』 序曲 (ヴェルディ 作曲)
舞台に立たせていただく感謝をかみしめ、部員・コーチ・顧問一丸となって目指した大会。
《伝わる演奏》をテーマに、今、持てる技術、表現力を発揮することが出来たと感じています。
力を尽くしたからこそ得られた《今後の課題》。
最上級生が掲げた【 練習に参加したくなるクラブ☆ 】をテーマに、
与えられた環境や時間の中で体調に気を付けつつ、これからも力を合わせて活動に励んでいきたいと思います♪
※撮影時のみ、マスクを外しています。
2021年8月26日 (木)
ガンバレ受験生!【高校3年生】夏期講習
高校3年生は夏期講習(第3期)の真っ最中です。
暑さに負けず、進路に向けて学業に励んでいます。
夏休み期間も、もうあと一息ですね。
どうか体調に気をつけて。健闘を祈ります!
2021年8月17日 (火)
【科学実験・プレゼンテーション講座 学習のまとめ報告】
最終日、後半は、講座を通じて学んだこと、気づいたことのブレーンストーミングから始めました。
グループごとにテーマが決められており、そのテーマに沿って出された言葉を組み込む形で、実験のまとめポスターを作成しました。
発表では、技術を社会に活用する未来の夢を語りながら、チームごと思い思いのプレゼンテーションがなされました。
お楽しみコーナーとして、参加者全員が遺伝子をテーマに【四字熟語】【川柳】を考え出し合いました。
大学の先生、大学生、院生の方を含む、参加者全員の投票が行われ、優秀作品には、「金賞」「銀賞」「銅賞」が授与され、皆でお祝いしました。
この講座で学んだことを、生物の学習はもちろん、これからの実生活に、少しでも活かして欲しいと願っています。
受講生の皆さん、ありがとうございました。またお会いしましょう!
2021年8月16日 (月)
【科学実験・プレゼンテーション講座 実験結果報告】
麻布大学、生命・環境科学部での科学講座は、3日間の日程を無事に終了しました。
聖セシリア、聖ヨゼフ学園の生徒が共に学ぶ実験室では、2日目にしかけをした遺伝子組換えの結果に注目が集まりました。
GFP(緑色蛍光タンパク質)プラスミドが組み込まれた大腸菌ですが、実は異なる条件でSOC培地に滴下されています。
GFPプラスミドは、大腸菌にただ組み込まれただけでは、蛍光を発しません。
生徒一人につき5枚の培地(プレート)で実験を行いましたが、波長の長い紫外線(ブラックライト)を当てた時に、目に見える光(可視光)を発するものは、その中のたった1枚でした。
5枚の培地のうち、4枚はアンピシリン(βラクタマーゼを合成する耐性遺伝子)が入っており、このままでは大腸菌そのものの増殖を抑制してしまいます。
しかし、その内の3枚には、GFPが組み込まれた大腸菌が入っています。GFPのプラスミドには、アンピシリンを破壊する遺伝子が組み込まれているため、大腸菌は増殖することができます。
さらに、その3枚の内の1枚には、アラビノース(糖の一種)が含まれています。アラビノースはGFPプラスミド内のaraCタンパク質と結合し、働きを抑えられていたRNA合成酵素(ポリメラーゼ)を活動させ、GFP遺伝子を合成させます。
このようにして、たった1枚のプレートでのみ、光る大腸菌を観ることができます。
ちなみに、プラスミドとは、核以外の細胞内[細胞質中]の 環状のDNAのことです。遺伝子のベクター[運び屋]とも呼ばれており、組換え実験になくてなならない存在です。
◆上の知識を用いると、コロナウィルスのワクチンの違いは、次のように理解出来ます。
【アストラゼネガ】ベクターDNA(プラスミド)を身体の中に入れる→ウィルスの一部を入れている。
【ファイザー、モデルナ】RNAを細胞の中に入れる→ウィルスの設計図を入れている。
◆また、PCRの知識を用いると、今、感染しているかを調べる検査の違いは、次のように理解出来ます。
【抗原検査】検体内に存在するウイルスの量はそのままで、あるかどうかを調べる。(比較的短時間)
【PCR検査】検体内に存在するウイルスの量を増やして、あるかどうかを調べる。(比較的長時間)
このように、ある程度の科学的な知識(リテラシー)を持つことは大変重要であり、世の中の膨大な情報に惑わされず、自身で判断できることに繋がります。
大切なことを、この3日間で学ぶことが出来ました。
2021年8月10日 (火)
【科学実験・プレゼンテーション講座 ②日目】
麻布大学、生命・環境科学部での科学講座は、本日、2日目です。
本日は、【PCRによるDNAの増幅】【DNA遺伝子組換え実験】を行いました。
参加している聖セシリア、聖ヨゼフの生徒は、一つひとつの実験の作業を丁寧に、かつ意欲をもって取り組んでいます。
一つ目は、【PCR】です。
昨日、フェノール抽出した「純度の高いDNA」を滅菌水にて5倍希釈し、酵素溶液に加えました。これにより作製した反応液をPCRで増幅させました。
PCRとは。「ポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)」の略です。このDNA増幅技術は、近年、コロナウィルスの遺伝子の検出に大いに役立てられています。
増幅したDNAを再び電気泳動装置で観察しました。実験では、基準となるDNA(マーカー)を同時に泳動させ、電圧(DNAは-の極性)による移動距離、観察できるバンドの濃さなどから、DNAの種類を特定する作業を行います。実験の最中や休憩時間など、講師の村山先生(麻布大学、准教授)に疑問点を聞いたり、気さくに会話するなど、初日に比べて、緊張感が和らいできました。
次は【遺伝子組換え】です。
外部のDNA(プラスミドDNA)を自身の細胞内に取り込める状態の細胞(コンピントセル)を用います。これは、Caイオン存在下で冷却し作製した大腸菌です。膜透過性が増大している現在の状態のうちに、緑色蛍光タンパク質(GFP:オワンクラゲが持つDNA)をこの大腸菌に加え、42℃のヒートショックを与える(恒温水槽に漬ける)ことにより、大腸菌内にプラスミドを入れてしまいます。
見ためは、マイクロピペットを用いてマイクロチューブに溶液を入れている作業風景なのですが、微小(ミクロ)な世界では、遺伝子の劇的な組換えが行われているのです。
そのイメージを持ちながら、作業を進めていきました。
GFPを導入した大腸菌をSOC培地に巻き、コンラージ棒でまんべんなく広げ、一晩、恒温槽で保存します。
果たして、【光る大腸菌】は無事に見えるのでしょうか?期待が膨らみます!
明日は、【遺伝子組換えをした大腸菌の観察】 と【学習のまとめポスター作り】を行う予定です。
参加者の皆さん、明日も楽しみましょう!
2021年8月 9日 (月)
【科学実験・プレゼンテーション講座 ①日目】
本日より、麻布大学、生命・環境科学部にて、
【DNA電気泳動・遺伝子組換え実験】が始まりました。
中学・高校ではなかなか実施することのできない実験を体験できる貴重な機会です。
聖セシリア、聖ヨゼフ学園合わせて40名近くの生徒が元気に参加しています。
スタッフ紹介の後、
実験で何度となく使用する【マイクロピペットの扱い方】について説明、実習がありました。
遺伝子科学が扱う物質の量は「マイクロ」「ナノ」をはじめ、大変、微小な単位です。時間をかけて使い方を身に付けました。
次に【DNAの抽出】を行いました。
不純物が混じった段階までの簡易的な作業ではなく、CTAB溶液、フェノールを用いて純度の高いDNAの抽出です。
DNAが溶液の環境によって水に溶けたりと溶けにくくなる性質(水溶性、不溶性)を用いた方法です。
作業の過程でできた不純物の入った溶液を遠心分離機(12,000rpm/g)により分離させ、それを取り除き(デカンテーション)、肉眼でなんとか見える、とても小さなDNAの白い塊(ペレット)を取り出しました。
さあ、いよいよ、【電気泳動】です。
DNA鑑定等でよく用いられている科学的解析の方法そのものです。
取り出した純度の高いDNAに滅菌水を加えてよく攪拌し(ボルテックスミキサー)、泳動用バッファー(緩衝液)を加え、電気泳動装置のアガロースゲルの所定の箇所に入れる作業(アプライ)は、ある程度の技術を要します。しかし、この段階になると、生徒のマイクロピペットの操作が、かなり上達しており、無事に作業をおえることが出来ました。
明日は【PCR】により増やしたDNAを再び電気泳動により観察することから始まります。午後には【GFP(緑色蛍光タンパク質)を用いた遺伝子組換え実験】に入ります。参加生徒の皆さん、楽しんでいきましょう!
2021年8月 4日 (水)
【高2】龍踊り練習会
8月2日より3日間、聖セシリア祭に向けて龍踊り練習会を行いました。初日にまず、動画で基本動作を確認しました。そして中庭に出て練習です。手作りの重り付きの練習道具を使って、左右に回す練習をしました。練習後には激しい雨が降ってきました!雨乞いの意味を持つ龍踊りが雨を呼んでしまったのかもしれません。
2日目には、紐でつないだ練習道具を持っての練習、そして胴くぐりの動きの練習、最後には実際の龍を持ってみました。予想以上に頭は重くてびっくりしました。3日目には、とぐろを巻く(ずぐら)練習をしました。
夏の練習はこれで終わりますが、基本の動きを忘れずに腕力、体幹を鍛えておきましょう!
<練習風景> 龍も久しぶりに下界に降りてきて嬉しそうです。